鉄道模型のNゲージのカプラー

カプラー

Nゲージというのは、1962年にドイツのアーノルト社がでデビューさせた160分の1スケール、9ミリゲージの模型です。小さく狭いスペースでも、線路と沿線情景も固定できる楽しさをセールスポイントに、世界中であっという間に普及しました。カプラー(連結器)などは開発したアーノルト独特の形状ですが、Nゲージの国際標準仕様として認められています。その後に参入した鉄道模型メーカーは、ヨーロッパと日本勢が圧倒的に多くなっています。

Nゲージについては、日本では1965年10月に関水/カトーが日本型製品でデビューを飾り、製品はC-50型SLとオハ30系の客車でした。日本の場合はメーカーによって同じ車両でも、サイズ的に差があります。ディテールよりも走らせて楽しむ雰囲気優先の小型鉄道模型の、趣でした。

しかし1990年代から精密なディテール表現と、スケールにこだわる鉄道模型も目立つようになってきました。そして2000年の夏、120分の1のスケールでレールや駆動システムは既成Nゲージ用が流用することができる、TT9ゲージの商品開発が行われました。車両は日本型の車両が使われ、足を開いたイメージが強かったゲージの形が変わりました。