Nゲージの鉄道模型でスイッチバック

スイッチバック

鉄道ファンは日本には大勢いますが、その中には現実の鉄道に乗ったり、また写真を撮ったりするのではなく、自宅で制作する鉄道模型という形で、その魅力を堪能している人も少なくありません。その鉄道模型の中でもNゲージは、その品ぞろえの豊富さや手に入れやすい価格設定などから、特に高い人気を誇っています。

レトロで味わいのある鉄道や、新しくてかっこいいデザインの鉄道などを再現した、鉄道模型の見た目のかっこ良さを最大限に発揮するために、ジオラマを制作してそこを走らせているという人も、愛好家の中には大勢います。ジオラマ制作にあたって、自分が再現したいと考える場所に、自然豊かな山岳地帯を選ぶ人も多いでしょう。特に登山鉄道のように、傾斜の厳しい山の中を走る鉄道を再現する場合に、実際に使用されているスイッチバックも再現する人もいます。

スイッチバックとは、傾斜のきつい山谷坂を上り下りする際に、途中で列車の前後を入れ替えながら進むようにするシステムのことを言い、日本では箱根などで使用されています。それをジオラマの中に再現するためには、配線の分岐などで色々と工夫をする必要がありますが、実際に完成した時の動きの面白さから挑戦したがる人が多いのです。